麗奈が口を開いた。
「昨日のことは、もう忘れよう。みんな、ごめんね。私が、夜の学校を探検しようなんて言ったから…」

「いいよッ!麗奈のせいじゃないよ!!」
那緒は、泣いている麗奈を慰めている。
私と綾は、黙っていた。

ふと、窓の外に、目を遣った。
すると…‥。
窓に、女の人が移っていた。
「きゃ〜!また、女の人が窓に…‥」

みんな、真っ青になっていた。

そういえば、昨日閉じこめられた教室は、この教室だった。