君の音


先輩は、最後のバンドのメンバーだった。

コーラスをしながらギターを弾く先輩はすっごいかっこいい。

私は、瞬きするのも呼吸をするのも忘れるほど、先輩だけを見ていた。

というより、見なきゃいけない?
目を逸らしちゃいけない?ような…

これを見逃したら、絶対後悔すると、なぜだか思ったんだ…



その日から、私の頭は先輩だらけ…

いやいやいや………
ギター弾いてるからかっこよく見えちゃうんだよ!

うん!そうに違いない!
一目惚れなんて、あるわけないんだから!