翌朝、目が覚めたらリビングからいつもは聞かない声が聞こえた。






「こ、この声っ!」





私は朝起きて7秒後、猛ダッシュでリビングまで走った。







「シュン⁉︎」






私の予想は大当たり。






目の前では、私のお母さんと姉ちゃんと姉ちゃんの旦那さんと、そしてシュンが楽しそうに朝ごはんを食べていた。






「おはよ」






そう言ってシュンは小さく笑った。






「な、なんでいんの⁉︎」






「なんかね、シュンくん昨日から家で1人らしいからご飯は一緒に食べようかなって思って〜」







私の質問に答えたのはお母さんで、お母さんはニコニコしながら「あんたも早く食べなさいよ〜」と言ってきた。






「なによその顔。別に良いじゃなーい。なんか問題でもあんの⁇」




面倒臭そうにそう言ったのは私の姉ちゃん、寺田紗矢香。私よりも歳は7つ上だ。ちなみに、3歳年上の旦那さんがいて、旦那さんも一緒に暮らしている。





「問題って訳じゃないけど…」







私はチラッとシュンを見た。





早く食べろよ、と言いたげな顔で私の事を見てきたもんだから、私は小さくため息をついて空いていたシュンの隣の席に着いた。






「いやぁ、それにしても俊太は変わったわよねー。顔も性格も」








姉ちゃんのその言葉に激しく同意した。






「サーヤは老けたよね」





「はぁあ⁉︎私まだ22歳なんですけど⁉︎」







「え、その顔で?」







「なんじゃそれボケェェぇえ‼︎」