はあ。
やっぱりシュンが分からない。
いつもいたようで、そうじゃない存在。
それが、シュン。
分からない。全く分からん。
コイツが一体何を考えているのか、私には見当もつかない。
「幼馴染みって言っても、8年会ってなかったから…」
必死の言い訳。
自分が何で言い訳するのかもわからないけど。
「8年⁉︎結構離ればなれだったのねー」
「うーん、でもそんなに気にならなかったかなぁ。年が過ぎるのって早いもんだね〜」
「俊太は寂しくなかったの?」
森岡が急にそんな事を言い出した。
寂しい?そんな訳ないじゃん。
というか、コイツに寂しいという感情があるかも微妙。
「寂しい?そんな事思ったことない」
ゔっ。
以外と傷つく‼︎
自分も気にならないとか言ってたけど、言われてみると結構傷つく‼︎
「もっとさー、優しく言ってよね」
私はふてくされたように言ってみた。
すると、本気で「は?」という顔で見られたので心の中で土下座した。
ひどい!
あの人ひどすぎる!
皆にあんな感じなの⁉︎それとも私だけ⁉︎
辛い!辛すぎる‼︎これでも幼馴染みか⁉︎

