気づいたらもう学校に着いていた。
教室まで歩きながら、私についてくるシュンを見て疑問に思った。
ん?なんでコイツついてくんだ?
「あ」
そっか。同じクラスなんだっけ。
それにしても、凄い偶然だな。
よく一緒のクラスになれたよね。
「チヨ、なんか変。頭でも打った?まあ、頭はもともと重症だけど」
「なぬをっ⁉︎失礼なっ‼︎」
「噛んでるし」
「笑うなぁ!」
いや、笑ったのか?
シュンは表情があんまり変わらないから微かだけど、笑ったかどうかもよくわからなかった。
「ほら、もう着いたよ」
「え、あ、ホントだ」
目の前には1年C組の教室。
はぁ。
これから毎日こんなんが続くのか。
やっていけるかな。
シュンといると体力使うなぁ。
まだ朝なのに、もう疲れた気がする。

