雪の夜




「早く治るといい」



あなたは呟くようにそう言って、部屋を出て行った。




私は早く治ってほしい



仕事をしないといけない



 
でも、どこかで治ってほしくないと思ってる自分もいる




この柔い世界で出来ることならずっと
暮らしていたかった



だけど、ここは自分の居場所じゃない


それはよく分かってる






それにここにいれば、
あなたを危険に晒すかもしれないし







だからこそ、早く治ってほしい