雪の夜



私は慌てて、涙を拭う。



「何でもなくないだろう?
無理するなっていつも言ってるだろ」





「私に優しくしないで。
そんなに優しくしてもらえるような人間じゃない。私はあなたとは違う」



涙が止まらない


止めようとするのに、ボロボロと止めどなく流れ落ちる




彼が私の頬に手をあてて、涙を拭う



「泣けばいいよ、大丈夫。俺がついてる」


彼がぎゅっと私を抱きしめる。


「シズクは俺と一緒だよ。どこも違わない」