「まあ、他の奴らにも
お前が追手を殺したことは伝わってるはずだ。下手に手出してくる奴らも減ったんじゃないか」
「慰め?」
「まあどうとでもとれ」
店長は私の空になったグラスを取った。
「それはそうと、お前今どこに住んでるんだ?」
「拾ってくれた人んち」
「拾ってくれた?」
「私がこの怪我させられて、捨てられてたところを拾ってくれた人がいるの」
私がそう言うと、はーと感心するような声を出した。
「世の中には奇特な人がいるもんだ」
「彼はこれが普通だって言うの」
「ま、住んでる世界が違うからかね」
店長はどうでもいいというように、その言葉で片付けた。

