雪の夜




バーのドアを開けると、いつものように
店長がグラスを拭いていた。




「怪我はまだ治ってないようだね」




「まあ。ちょっと聞きたいことがあって。コーヒーちょうだい」




私はカウンターの席に座って、
いつものように注文をする。 



「殺したようだな」


「狙ってきたからね」



店長は品定めするように私を見た。


「生き残れると思ってるのかい?」



そう言って、コーヒーをグラスに注ぐ。



「向かってきた奴らを皆殺しにすればいい話でしょう?」



「ここに出入りする奴らを全員殺すと?」



「ええ」



店長はコーヒーの入ったグラスを私の方へ押し出した。




「お前なら本当にやりそうで怖いな」