雪の夜




真夜中になった頃、

寝静まった部屋へと向かう。



電気はつけない。


暗闇での訓練も受けたから、どんな闇でも
目を凝らせばターゲットを把握出来る。





ブルゾンから出してきた、小型の拳銃を
握る。




あなたはソファで寝ていた。


私がベッドを使っているから
ソファで寝てくれている。



すやすやと眠る、あなたに銃口を向ける。




カチャッと音がやけに響いた




「さよなら」


自分の息がどんどん荒くなるのが分かった。

手が震える。



撃つんだ、さあ殺らなければ。



今まで何の躊躇もなくやってきたじゃないか。


汗がぽたりと床に落ちる。