雪の夜



「こんなに甘いの食べたの、久しぶり」



「え!なんで?ダイエット?」



何でと聞かれても、わけはあまりない。


ただ自分から食べようとは思わないからだ。



「シズクは痩せすぎなんだよ」



「そうかな、普通だよ」



「身体に悪いぞ、あんまり痩せ過ぎも」



あなたはそう言うと、ドライヤーを置いて
私の髪をとかしはじめた。



「はい、出来た」


「ありがとう」


「あれ?俺の分のアイスは?」



ぱっと私の持っている、綺麗に空になったアイスのカップを見た。


「食べちゃった」



彼は私の頭をわしゃわしゃとかき混ぜた。

「普通残すだろ!」