雪の夜




あなたが用意してくれた、大きいTシャツを着てお風呂から出た。




ビールを飲みながら、テレビを見ていたあなたは私を見ると少し笑った。




「ゆっくりくつろいでて」





あなたがお風呂に入ったあと、私は

どういうわけかソワソワして10分ぐらい
座れなかった。



どうにかソファに座ると、少ししてから
あなたがお風呂から出てきた。





「髪、乾かしてあげるからおいで」


あなたの膝の間に入って、髪を乾かしてもらった。




「アイス食べる?」

あなたはそう聞いて、私の髪を乾かすのをやめて冷蔵庫からアイスを出してきた。





「スプーン、持てる?」


「うん」



私にアイスを渡すと、またあなたは私の髪を乾かし始めた。




「美味しい?」


「甘い」


こんなに甘いものを食べることはあまりなかった。
アイスだって、食べたのは何年ぶりだろう。





「そりゃアイスだから」


そう言って、あなたは笑う。