雪の夜




「痛いよ」



「ごめん」



そう言って、あなたはすぐに私を離す。





「お風呂入ろうか、もう入れるだろ」


あなたはお風呂を沸かしに行って、

私の替えのTシャツを用意した。



もう私の服が乾いていることは知ってたけど、どういうわけかそれは言わなかった。


洗濯してくれたであろう、あなたも

わたしも。