雪の夜





「逃げないでおくれ。俺のアビー」



鼻歌混じりに近づいてくる。




「まずい!早く行って!」

「お前を見捨てて行くなんて………」



カチャカチャと金属音が向こうで鳴っている。




「伏せて!」


彼を庇うように覆いかぶさると、すぐに弾が飛んできた。



「当たった?当たったかな?」


ヒャッハッハと狂った笑い声が響き渡る。