「逃げないでおくれ。俺のアビー」 鼻歌混じりに近づいてくる。 「まずい!早く行って!」 「お前を見捨てて行くなんて………」 カチャカチャと金属音が向こうで鳴っている。 「伏せて!」 彼を庇うように覆いかぶさると、すぐに弾が飛んできた。 「当たった?当たったかな?」 ヒャッハッハと狂った笑い声が響き渡る。