「駄目だ。お前を置いていけるわけないだろ」 「お願いだから!!」 彼の手をぎゅっと握りしめた。 「私の後生の願いだから。あなたは生きて」 その時、向こうのほうから誰か歩いてくるのが見えた。 「アビーちゃーん」 まずい、あいつだ。 もう追いついてきた。