雪の夜






とにかく彼を巻き込んでしまった以上、絶対に守らなければならない。






「ケイ、これを」

ケイに私の殺し道具である、ナイフを手渡す。



暗闇の中でも、キラリと光る刃。

毎日手入れを欠かさずしてきた証だ。



「これを持って、あのバーへ行って。そしたら、必ず助けてくれる。
事情を説明して、巻き込まれたと話して」



私のナイフを見れば、店長も嘘ではないと分かるだろう。


それに巻き込まれたとなれば、話は別だ。


きっと助けてくれる。