雪の夜





彼の顔を見ると、頬に切り傷がついていた。




「ごめん…………私のせいで……」


小さな切り傷を手で包み込む。




「別にお前のせいじゃないよ」



「違うの。私のせいなの!私があなたを巻き込んでしまった………」




目から熱いものが、滴った。


彼が長い指でそれを掬う。