彼の顔を見ると、頬に切り傷がついていた。 「ごめん…………私のせいで……」 小さな切り傷を手で包み込む。 「別にお前のせいじゃないよ」 「違うの。私のせいなの!私があなたを巻き込んでしまった………」 目から熱いものが、滴った。 彼が長い指でそれを掬う。