雪の夜





「ああ!!アビー、聞いてくれ。別に嵌めたわけじゃないんだ」



そう言いながらも、また一歩距離を縮めてくる。





「動かないでって言ってるでしょう」


拳銃を構えなおすと、いつでも撃てるように引き金に指をかける。




「アビー、別に君を貶めるためにしたわけじゃない」




「じゃあ、なぜあんなことを!」




「僕の部屋に来てくれないか?」


低くねっとりした、声はいつかのファミレスで聞いたものと同じだ。