雪の夜





「ええ、あなたよ。
だけど………慶もそのうち狙われるわね、絶対」




「彼は関係無い!!なぜ巻き込むの!?」




あいつが彼を狙う理由が分からない。

この世界に彼がいたこともないし、あいつとも面識があると思えない。


「あなたのせいよ」



低く冷たい声。だけど、どこか面白がっているようにも聞こえた。


「そんな………どうして…」


ケイは何も関係ないはずなのに
なぜ殺されなければならないのだ






「だーかーらー、あなたが慶を殺したら、あいつを紹介してあげるから。その時に聞けばいいでしょう?」





真鍋は機嫌良く、ボーイにワインのおかわりを頼みはじめた。

 

「あなた、慶につきまとってるんでしょう?」



見定めるような目線を私に浴びせる。





「別につきまとってません!一度助けていただいただけです!」




ふーんと、グラスの淵を指でくるくるとなぞる。