雪の夜





どう?やる気になった?と上機嫌で私を見つめる。



「すみませんが、お断りします」

彼女の笑顔が剥がれ落ちていく


「どう…して?」


どうして?どうして!?どうして!!!

 

狂っていくように、同じ言葉を繰り返す。





「あなたが本当にあいつを知っているかどうか、私はまだ信用していません。確証が無いまま、吉沢さんを殺すことは無理です」



「いいわ、そう……でもそのうち、あなたじゃない人が彼を殺しに行くわ」
 
   


「どういう、意味ですか?」




「そのままの意味よ。あいつが慶を殺しに行くわ」




「あいつが?なぜ、吉沢さんを?あいつの狙いは私では?」



私が眉間にシワを寄せると、ニヤニヤと真鍋が身を乗り出してきた。