「あなたが任務を失敗して、追われてる身のことまで知ってるわ」
どこでそんなこと知ったのか、謎だが
それよりも真意が掴めない。
「結局、何が目的?」
「慶を殺して、私の目の前に持ってきて」
真鍋はぐびーっと、ワインを一気に飲んだ。
「なぜ?愛しているんでしょう?」
「あなたの本性を伝えても、彼は私を見てくれない」
真鍋は空になったグラスを握りしめていた。
「それなら、いっそあなたに殺されたほうがあなたを憎んで、私の忠告を聞いていればよかったと思うでしょう?最後にそう思ってくれればいいの。最後に彼が考えるのは、私のことはでいいの」
イカれてるとしか思えない、言い分に吐き気がする。

