「私を押しのけて、あなたを追った!!」
ええー、と声が思わず漏れそうになる。
そこで私に怒りをむき出しにされても、逆恨みじゃん、といろいろ反論が出て来るが、彼女の真っ赤になった顔を見ると、何も言えなかった。
「そこで原因はあなただと分かったわ。あなたが彼を騙していたのよね」
いや、あのと反論しかけるが、やはり私の声は無視して、話し始める。
「だから、あなたの本性を探るために、この町を探しまわって、あなたを見つけたわ。本性は殺し屋、でしょう?」
ニターっと笑う顔に思わず背筋が寒くなる。
それで私の本性を知りたいか?なんて彼に尋ねて、うまいことここに呼び出して、私と引き合わせたってわけか。
「どこまで知ってるの?このこと、店長に知られれば、殺されるわよ」

