真鍋は一口ワインを飲むと、はぁーっと息を吐き、上を向く。
「だから、どうやったら、目を覚ましてくれるか考えたの。彼の目を覚ます方法………それはキスよね、私からの愛を直接与えれば絶対に目を覚ますと思った」
「あの…」
私の声はまるで聞こえていないかのように、また話を続ける。
「だから、花木の会社の記念パーティーの日、どうしても一緒に帰りたいと言って、帰ってもらったの」
あの、路上でキスしていたことか
「そこで、キスしたの。やっぱりシャイだから自分からはしてくれなかったから、私からしたのよ。なのに……………」
あなたが現れた、とワナワナ震えだす。

