「違うわ、話を最後まで聞ききなさい」
先程から、豹変する態度についていけず
圧倒されるばかりだ。
「そのあと、慶と連絡を取るようになって、何度か休日にお誘いしたんだけど、全く取り合ってくれなかった。お弁当だって、毎日作ったし、メールだって毎日送った。彼の住所もわざわざ調べて、手紙だって毎日書いたのに」
まるでネジが一つ飛んでいったかのように、喋る。
「それで、きっと彼は恥ずかしがり屋なんだと思った。私を気になっているけど、なかなかモーションかけられないんだって」
ケイへの異常な愛が読みとれる。
彼も罪な男だ、なんて呑気なことは言ってられない。

