雪の夜




「誰なんですか?」




「ん〜、そんな簡単には答えられないわねえ」




チッチッと指を動かしそうな勢いだ。




「何が条件なんですか?」





私の顔を見て、真鍋の口元がゆるゆると上がる。



「吉沢慶」





「は?」



思ってもみない言葉が眞鍋の口から飛び出た。


「いいわねえ、その表情!まるっきり予想外って感じ?」



楽しそうに頬杖をついて、私を見る。