「こんな女のどこがいいのかしら」 冷えきった瞳を見つめ返す。 さぞかし私も冷たい瞳だろう。 「何の話ですか?」 「何もないわ、こっちの話」 面倒くさそうに答えると、ボーイを呼んで 何かを注文した。 「あいつを知っているんですよね?」 「ええ、知っているわ」 ぞっとするほど、にこやかな笑みを浮かべる。