雪の夜





「こんな女のどこがいいのかしら」




冷えきった瞳を見つめ返す。
さぞかし私も冷たい瞳だろう。





「何の話ですか?」



「何もないわ、こっちの話」


面倒くさそうに答えると、ボーイを呼んで
何かを注文した。



「あいつを知っているんですよね?」


「ええ、知っているわ」




ぞっとするほど、にこやかな笑みを浮かべる。