雪の夜






「シズク?」



「あ、ごめん。何でもない」





彼は息も整ったようで、普通に立っていた。




「お前、足速いな〜。俺、バテバテでさ〜」


やっぱり歳かな、と恥ずかしそうに笑った。



「ケイ」




私はあなたの名前を呼ぶ


柔らかな空気になる前に