彼が膝に手をついて、息を整える。 「い、一体どうしたんだ?」 周りを見渡すが、誰もいない。 「別に……何も…」 ごめん、と呟いた。 あの黒ずくめは、確かに何か仕掛けてこようとした気がするが、ケイを狙う動機がない。 まだ店長に彼のことは伝わってないだろうし……… だとすれば、私? だけど、今まで狙ってきた奴らと違う気がする。