雪の夜






彼が膝に手をついて、息を整える。







「い、一体どうしたんだ?」





周りを見渡すが、誰もいない。





「別に……何も…」




ごめん、と呟いた。




あの黒ずくめは、確かに何か仕掛けてこようとした気がするが、ケイを狙う動機がない。



まだ店長に彼のことは伝わってないだろうし………

だとすれば、私?



だけど、今まで狙ってきた奴らと違う気がする。