雪の夜




私がそう言うと、彼はやっぱりあの澄んだ瞳で私を見つめ返す。




「何、から話そうかな」



ぎこちない笑顔でこめかみあたりをぽりぽりとかいた。



「怪我はもう大丈夫なのか?」





「あ、うん。まあ、おかげさまで」




私も少しぎこちない笑顔を浮かべる。
 



「狙われているんだろう?大丈夫なのか?」




そこまで知っているのか
私が狙われていることまで………



「大丈夫。ケイが心配することじゃないよ」



 
私の口調が少しきつかったせいか、彼の顔が歪む。