雪の夜






私はブルゾンを羽織ると、まだ痛む足を無理矢理動かして




彼の元へ走る






上がる息を抑えながら、早く早く彼の元へ





横断歩道を挟んで、ファミリーレストランが見えた時、ガラスから彼が見えた。





スーツ姿で、コーヒーを飲みながら待っていた。




「いた…………」




信号が青になった時、走って行くと

私に気付いたようだ。



「ケイ!」


私がそう言うと、





あなたはガラス越しに、私に微笑んだ。