彼の手書きの文字は初めて見た。 少し右上がりの黒のボールペンで 書かれたその字は 私の胸に今までの罪を深く刻みつけたような、えぐられた痛みを与える。 『シズク。やっぱりお前とちゃんと話がしたい。午後三時、近くのファミリーレストランで待ってる。』 そう短く書かれた手紙を封筒に戻す。 「道を踏み外すなよ」 店長はそう、まるで忠告のように私に呟いて、下へ降りていった。