雪の夜





「だって、あいつの話を始めないんだもの」



トーストに乗っていた、リンゴを落としそうになった。



「そうかい。まあ、また話したければ向こうから連絡は来るだろうよ」




「そうだね」



ムシャムシャとサラダを食べると、時刻はもう7時半を指していた。






「で、お前のその顔はいつ治るんだ?」




店長は痛々しそうに、私の顔を見た。




「さあね。でも、あと2,3日で腫れは収まるんじゃない?」



「なら、あと2,3日はここにいろ。その顔は人様の目に毒だ」




随分、失礼なことを言い放ち1階へ降りていった。