「じゃあ、とりあえず明日はベッドでじっとしてろよ。
早めに仕事終わらせて帰るから」



そう言って、彼はリビングの方へと消えていった。




明日、一度あそこへ行ってみよう。


早くここを出ないと



自分が柔くならない前に。




あの世界へ戻りたくないと思ってしまう前に。