「いいよ、別に」
私が面倒くさそうに言うと、
「駄目だ、駄目だ。食え!」
と一喝されて、結局食べるはめになった。
店長のチキンライスは久しぶりだった。
まだ小学生の頃、訓練の後に食べいた気がする。
「美味しいよ、変わらず」
「当たり前だ。そんなに痩せてどうするつもりだったんだ?」
「別に痩せようと思って、痩せてるわけじゃないよ。ちゃんと食べてたし」
ぶつくさ言いながら、スプーンをすくって口に運ぶ。
「お前、ちっこい頃から痩せてたもんな。体質かな、俺の育て方に問題は無かったはずだ」
うんうんと、店長は自分で言って、自分で納得していた。

