「ねえ、クロ」 小さな時は私がよくクロをおんぶした。 店長にしごかけれて、動けなくなったクロをよくおぶって連れて帰ったりしていた。 なのに今は反対だね 「ありがとう」 何が?とクロは不審そうに私に尋ねた。 「なんでもない。それに、あの人のことも大丈夫だから。違う世界の人だってちゃんと分かってる」