雪の夜




「ねえ、クロ」





小さな時は私がよくクロをおんぶした。

店長にしごかけれて、動けなくなったクロをよくおぶって連れて帰ったりしていた。




なのに今は反対だね




「ありがとう」





何が?とクロは不審そうに私に尋ねた。




「なんでもない。それに、あの人のことも大丈夫だから。違う世界の人だってちゃんと分かってる」