春の夜は少し肌寒い。 早足で歩いていると、待っている人がいた。 「シズク…」 私はあなたの横を通り過ぎる。 「待てって」 「痛っ」 腕を握られ、痛みが走って 思わず腕を引っ込めてしまう 見てみると、紫色に変色していた 「悪い!大丈夫か?」 あなたは私の腕を優しく取ると、月明かりに照らして見つめた。 「どうしたんだよ、これ!」 ぱっと腕を引っ込めて、なんでもないと言った。