雪の夜




「なら、いい。存分に殺れ。終わったら連絡してこい」



クロは車を止めると、私に携帯を渡した。



「ここに俺の番号が入ってる」



「ありがと。じゃあ行ってくる」



車から降りて、キングホテルへ向う。



暗がりで携帯の数字が浮き上がって見えた。



9時45分。



少し早いけど、ゆっくり歩けばちょうど良いぐらいになるだろう