雪の夜




「今日、決行するぞ」



クロは私を見た

 

「分かったわ」



時計を見ると、9時15分を指していた。



私は化粧道具を持って、洗面台の前へ立った。





ゆっくりと赤いリップを唇にひく




軽く化粧直しをして、鏡に映る自分を見つめた





赤い唇が笑っている



これからの仕事に高ぶる興奮を抑えきれない



殺れる、確実に




外からクロの声が聞こえた


「綺麗よ、アビー」


鏡の中の自分につぶやくと、外へ出た