「ケイ……」 半信半疑でまだ目の前のことを受け止められないでじっと見つめていると、どうやら踊り終わったようで女性の手を離した。 私が目が離せないでじっと見ていると、 彼と目が合った。 このフロアが二人だけしかいない気がした サックスの音も、男女が笑い合う声も 何も聞こえなかった