私はすっと社長の首へ腕を絡める。 「やっぱり近くで見ると、もっと素敵」 私がそう言うと、にやっと笑って 私の腰に手を回して、ぐっと引き寄せた。 「君は本当に美しい」 ゆっくりとリズムを取りながら、回る。 あと、もうひと押し。 「私、もっと社長のこと知りたいですわ」 耳元でそう囁いて 胸を社長にあてる。