雪の夜




「こりゃまた美人な奥さんだな~」



「ありがとうございます」


ゆっくりと両手で握手をして、



相手の目を見てぎゅっと握る。






「この前の世界の会社社長の番組見ました。あの中でもやっぱり花木社長は一際輝いてらっしゃいましたわ」



「本当かね?この奥さんはお世辞が上手いねえ」



社長の目が私の胸をちらりと見たのを、
私は見逃さなかった。