その時、声が聞こえた気がして振り返る。 「どうした?」 「今、誰か私の名を」 そう言いかけた時、ついに社長の目の前にたどり着いた。 「どうも、花木社長。いつも取引させて頂いてます、藤村株式会社代表取締役の藤村直樹です」 どんな大嘘だと心の中で突っ込みながらも うふふと微笑む。