雪の夜




その時、声が聞こえた気がして振り返る。



「どうした?」



「今、誰か私の名を」


そう言いかけた時、ついに社長の目の前にたどり着いた。





「どうも、花木社長。いつも取引させて頂いてます、藤村株式会社代表取締役の藤村直樹です」



どんな大嘘だと心の中で突っ込みながらも
うふふと微笑む。