雪の夜




「いいか、気合い入れろ。ターゲットは目と鼻の先だ」



ついにかなり近くまで近づいてきた。


ヨイショをかなりされているのだろう、ガハハハと機嫌の良い笑い声が響き渡っている。






ああどうも、こんにちは、と声をかけられる度にクロは四方八方に挨拶をする。



「いいか、俺が紹介するからその通りに進めろ」



カクンと一度だけ頷く。