雪の夜




ハニートラップは自分に絶対的な自信が無ければ、成功しない。



甘い声で誘惑し、自分のペースで相手を持っていかなければならない。






きっとクロは私に自信を与えるために、私を一人にしたのだろう。




むしゃむしゃと、ローストビーフを食べるクロの横顔を見つめる。


「私、成功させるよ」
   


「当たり前だ」 



クロはちらりと私を見て、私の持つお皿からローストビーフをかっさらった。