「何って?」 「仕事だとよ。男女のペアで行かなきゃならない仕事らしい。お前と来いだって」 私達はその仕事を受けに、またあのバーへと向かう 私はあいつ探しに専念していたから、 仕事はしていなかった。 生活費はクロが仕事をしてくれて、得た報酬金でまかなっていた。 本当に助かっている。 私一人じゃ野垂れ死んでいたかもしれない。 クロと二人で仕事をするのは、小学生以来で少し懐かしい気持ちになる。 そしてあの街へ行くのも。