雪の夜





彼と過ごした日々を唯一思い出せるもの。




「別に。いいでしょ」




クロは私の返答に少し不服そうにした。


「ま、なんでもいいけどさ。
俺は白よりもっと暗いトーンのほうがお前に合ってると思うぞ」




クロの言葉に思わず吹き出してしまった。


ほら、やっぱり。
浮いてるじゃん。



照れたように、白が似合うと言ってくれた
彼を思い出した。