フルーツばすけっと!

「郁。」






「桃。」








振り返ると、桃がたってた。







「桃、どしたの?なんで、」







「んー、帰りたくなったから?てか、郁も何帰ってんの。」







笑いながら私の隣に座る桃。






「…帰りたくなったから?」







「真似すんなよ。」







「べつに〜。」








桃といたら落ち着く。
素で話せる。







「…郁、絶叫系乗っていいんだよ?」







「…乗らなくていいの。」







「どうして?」







「…桃乗れないでしょ?みんな乗れるからみんなは楽しめばいいの。」







「ん?え?郁も楽しみなよ。」







もー、桃は分かってないな。
ほんとに、私の心は桃ばっかりだ。






「…桃といなきゃ、楽しくないの。」






「え?」






「…もうこの話は終わり!この公園、楽しかったな。今では全然遊ばないけど。」






「由麻とか大人ぶってるもんね。ほんとは一番子供なのに。」






「いちはいつの間にかすっごく大人になったよね。」






「郁は幼稚園の頃から変わらないよね。」






「桃だって。」







幼稚園から一緒にいて、
桃はいて当たり前の存在で、
大好きで、大切だった。





桃にとって、私はどんな存在なの…?