助手席に乗っている小鳥遊さんは何も話さない。 何も言っていないことを願おう。 僕はずっとそのことばかり考えていた。 小鳥遊さんも無言だったので妙な空気が流れた。 ……やっぱり何か言ってしまったのか。 いや、もしかしたら何か行動をしてしまったのかもしれない。 「小鳥遊さん……僕何か言ってた?」 「え?」 「…ほら。寝言、とか」 「ああ……何も言ってないですよ!そんなこと気にしてたんですか?」 「うん……ちょっとね」 目、泳いだな……。 完全にやらかしたな。