見ていたら、もう10時になっていた。
「先生…起きてください〜」
「んー……」
ちょっと寝返りうって、私の手を握り出した。
ちょ、ちょっと待ってください…!
誰かと間違えてません???
「あの…先生?」
「んっ……小鳥遊さん……僕、小鳥遊さんのこと……好き、かも…」
「えっ……」
だんだん手を握る力が強くなっていく。
す、好きって……
生徒として…だよね。うん。もちろんそうだ。
それに寝言みたいな感じだし……。
「あの……先生!もう起きてください…」
「…んー、ああ…小鳥遊さんおはよう」
「お、おはようございます…」
体を起こすと先生が繋がれた手に視線がいった。
「うわ…えっ!ご、ごめん!」
「だ、だだ大丈夫…です!」
「ごめんね…赤くなってる。痛かった?」
「大丈夫ですよ…!」
実際痛みなんて感じなかったし。
それよりさっきの寝言が気になって仕方がない。

