保健室をでて、職員玄関下で待っているとすぐに先生が来た。 「先生もう帰りなんですか?」 「今日はもう終わり。だから気にしないでいいよ」 にっこりと微笑んで、車に誘導した。 何だか高そうな車だなぁ。 「シートベルトしっかりね」 「あ、はい」 「家はどこ?」 「○○駅の近くです」 「分かった。とりあえずそこまで走るよ」 「お願いします…」 先生が車を運転してる姿を見ていたけれど、ふわふわしている彼には運転するということが似合わない。 何だか笑ってしまう。